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2024年08月10日

大河ドラマ「光る君へ」は高校古典の教科書の内容イッパイ

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高校の古典の教科書を読み直しています。

教科書というのはよくできていて、しかも高校のとなると、隅から隅まで読むと、かなりの教養が得られます。

大河ドラマ「光る君へ」は、学園生たち、結構楽しんで見ています。
史実と違うところは多いですが、高校の古典の内容が、これでもかっ!ってくらい、目一杯入っていることに、あらためて気付きました。

ザッと並べると

源氏物語、枕草紙、蜻蛉日記、和泉式部日記、大鏡、更級日記、伊勢物語、などなど。

これらの内容が、ドラマのいたるところにエピソードとしておりこまれています。
例えば、「大鏡」にある弓争い。
伊周と道長が、弓で的にあてあいっこをするところ。
これは、数週間前に放映されていましたよね。

先週登場した和泉式部は、中宮彰子の女房ですが、恋多き女としての歌人なのはその通り。

道長や紫式部といったメインでない登場人物も、これら教科書にでてきます。

三蹟といわれるほどの達筆の藤原行成(ゆきなり)は、清少納言と歌のやりとりをしたことが、「枕草子」にあります。

藤原公任(きんとう)は、「大鏡」の中の「三船の才」では、多才ぶりが記されています。

どれもこれも、調べてみると、そこに人間関係があって、

いやぁ〜、日本人の空気を読んで、気遣いをする文化って、平安時代からきているんだなぁ〜。
と発見。

また、もう一つ、公式な文章は漢文で書いていたというのも納得。
だってね〜、古文って、ホント、あいまいです。

日本語の曖昧さというのは、ここからきているんだなと、これまた発見。

受験勉強でいうと、古典は、まるで外国語。英語となんら変らないくらい、わからん!!
主語、誰だ?、それでどっちなのよ?!、その敬語はなに?と、疑問だらけ。

解説をみて、「そういうことかぁ〜〜〜」となるもの。

学生にとっては気の毒ですが、気楽な読み物としては、尊敬・賛頌、風雅・もののあわれ、噂話に自慢、さらに悪口まであって、面白いです。
受験勉強をきっかけに、キライになってしまうのはもったいない。

蜻蛉日記では、母が夫があまりにも通ってこないので喧嘩になって、すると、夫は子ども(後の藤原道綱さん)を呼び出し、「もうこの家には来ないからな!」と言ったので、子どもが大泣きした。
その理由を母は、知らなくて、子どもに聞こうとしたが、周りに仕えている者の手前、夫婦の見苦しい話はできないので、聞けなかった・・・。

みたいなのって、今もありふれていますよね。
嫉妬と、喧嘩と、とばっちり、見栄と世間体。

昔も今も、人って変らないんんですよね・・・・

というわけで、学生たちには、学びは今だけでなく、この先も続くものだから、
世界に出て行くには、日本という国を知らなければね。
古典も長い目で、楽しんでもらえたらと思っています。

あ=、明日の大河ドラマは、オリンピックでお休みです。
次は、帰寮日だね。みんなで見ようね〜。紫式部が源氏物語を書き始めるヨ!

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genki_gakuen054 at 10:48│コメント(0)

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